陽宅風水と陰宅風水の違いとは

エルビス・プレスリーのお墓で説明しましたが、お墓の風水(陰宅風水)と家やオフィスなど人々が過ごす建物(陽宅風水)では鑑定方法が全く異なります。

その理由は何でしょうか?

風水にはいくつかの重要なコンセプトがあるのですが、その一つに「陰陽理論」があります。
中国思想では、宇宙のすべては陰と陽という二つのカテゴリーから構成されていると考えます。
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例えば、天と地、昼と夜、プラスとマイナス、左と右、心と身体、男と女、光と闇、時間と空間などお互いに対立しているけれど、一方なくしては存在しない相互依存のものが「陰陽」です。
イメージ的にはコインの裏と表と考えればいいかと思います。

生と死も同様の考えです。
ということは建物にも陰の家、陽の家があることがわかります。

陰の家とは生死で言うと「死」である墓を指し、「生」は生きている人、つまり私たちが住む「家」のことを言います。
陰陽は相反するもの、ということは風水鑑定の方法も同じではありません。
しかし、日本では住宅の鑑定にお墓の鑑定方法が使われているケースが多いのが現状のようです。
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お墓の鑑定方法(円形=パイシェイプ)

皆さんが良く見る家の中心を求めて円を描く鑑定方法、これはお墓の風水鑑定です。
正方形の家であれば、このような鑑定方法でもそれほど支障はありませんが、もし家が縦長、横長、また
張り欠けがある場合には間違った鑑定方法になってしまいます
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円形を四角い家に当てはめるのは間違い

これでは、正しくは南なのに南東、もしくは南西として鑑定してしまうことがあります。
そうなると、レメディ(対処法)も間違った結果となり、開運どころか逆効果です。

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正しい鑑定方法(四角=グリッド)


実際にLAでは陰宅風水しか知らない風水師がお墓の鑑定方法を住宅に用いて、家族が一家離散、離婚、破産宣言したなどの悲惨な話があります。

風水鑑定は実際のところ、実践を多く踏んだ経験豊富な風水師に頼むのが適切です。
もし鑑定師が家の中心から円を描いていたら、・・・、判断はあなた自身です。