紫禁城をまねたといわれる京都御所。
御所は北を背に、南を正面にして建造されています。

四神相応という言葉がありますが、これは建物の座(後ろ)が北で、向(前)が 南が好ましい地相条件であると言われています。
このルールに則って作られた建物には紫禁城はじめ、ホワイトハウス、江戸城、平安京などがあります。 


京都御所の間取り図では朔平門が北、建礼門が南、清所門が東、そしてNのサインがある方位は北東です。
 
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           上が北、北東は右上(欠けている部分)
 

御所の北東は猿が辻(さるがつじ)と呼ばれ、凹んだ「欠け」になっています。
北東は家相では鬼門と呼ばれ、忌み嫌われる方位。 
ここに木彫りの猿が鎮座しているのは聞いていましたが、あっちこっち捜しても見つからず、ジョギングしていた初老の男性に尋ね、やっと場所がわかりました。
 
網に隠れていたのと猿の形が定かでなかったので、現地の人でも知らない人が多いはず。


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鬼門と言われる北東は欠け、ここに猿が鎮座


京都御所の鬼門を守るために日吉山王(ひえさんのう)神社から送られた使者である猿が、夜な夜な付近をうろつきいたずらばかりするので金網を張られた中に閉じ込められたという逸話があります。

烏帽子をかぶっていることから子供の猿ではないのでしょう。
 

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 烏帽子をかぶり、御幣を担いでいる猿
 
 
猿は「申」とも書き、方位としては南西を表します。 
去年は申年でした。
南西は北東の逆方位でここを裏鬼門と呼びます。
この鬼門(北東)に、裏鬼門(南西)の動物である猿を置いています。

ちなみに鬼門は「寅(虎)」、ウシトラといい、ヒョウ皮のパンツをはいたトラ、鬼として有名ですね。
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正統派風水には、家相でよく使う鬼門・裏鬼門という考え方はありません。
家相では鬼門(北東)や裏鬼門(南西)方位にトイレ・お風呂・台所などの水回りを持ってきてはいけないと言われますが、風水には鬼門思想はありません。
風水的には、これらの水回りがあっても心配しなくてもいいということ。


この考えでいくと、京都御所は風水というよりも家相が取り入れられているようです。
つまり、風水的には猿がいても、いなくても無意味だということ。
猿が鬼門に鎮座するのは面白い発想ですが、風水とは関係ありません。


では御所は風水的にはどうなのでしょう?
この話はまた次回に。